こぶりながらも存在感たっぷりのグランドマザークロック。
「グランドマザークロック」とは、「ロングケースクロック」もしくは「グランドファーザークロック」と呼ばれる細長い床置きの振り子時計の小型版のこと。さらに、この時計の文字盤上部には「tempus fugit」の文字がみられます。これはラテン語ですが、英語にすると「time flies」。「光陰矢のごとし」という意味になり、このようなタイプの時計にしばしば取り入れられている意匠です。
本体部分の扉を開けば、取り外し式の振り子が現れます。振り子の先は1秒をうまく刻むために、重りをいれて調整できるように空洞となっています。
オークのシルバーグレイン(虎斑)が見事に浮き出た側板、手がかかったモールシングやバーリーシュガーツイストの意匠に、古き良き英国そのままの素材を大切にした手仕事の良さが伝わってくるようです。
100年を経たグランドマザークロックは、玄関ホールやリビングに置けばこの上ないアクセントとなって、暮らしを見守ってくれることでしょう。
■英国
■主素材:オーク
■推定製造年代:1910年代
■サイズ:幅35.5/奥行25/高さ174cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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■時計のメカ部分は英国で新しい物に入れ替えており、稼働しますが、非常にデリケートです。正確な時を刻むためには、きちんと水平におき、振り子の重さを調整する必要があります。恐れ入りますがご自身で調整することが出来る方がお持ちになったほうがよろしいかと思います。
*グランドファーザークロックの由来については、スタッフブログで詳しくご紹介しております。
こちらからご覧ください。