ヴィクトリアンの優雅な空間を再現するワットノット。
「ワットノット/what-not」とは18世紀に登場した飾り棚のこと。フランスでつくられていたエタジェル/etagereが基とされています。ヴィクトリアンの頃に英国でも流行し、陶磁器などコレクションを飾るため、ドローイングルームなどに置かれました。
当時の英国家具の装飾様式は17世紀、18世紀に流行したスタイルのリバイバルが主でした。このワットノットも伝統のバーリーツイストの意匠を取り入れたヴィクトリアンらしい装飾性豊かな仕上がりです。
バーリーツイスト(バーリーシュガーツイストとも)とは大麦からつくるねじり飴をモチーフにしたデザインで、挽き物細工が盛んになった17世紀後半からみられるようになりました。職人技を感じさせるねじり部分には複雑な反射と古艶が宿り、擬宝珠は一本の支柱に見えるようにツイスト上に配され、全体のバランスのアクセントになっています。天版、棚板はウォールナットの化粧張りとなっており、引き込まれるような独特の杢目が現れています。コーナーにすんなりと収まるフォルムと唯一無二の存在感は、貴方のコレクションを飾る最高のステージとなることでしょう。
お部屋のコーナーを優雅に彩るひとしな。そこから流れるヴィクトリアンの薫りをお愉しみください。
■英国
■主素材:ウォールナット
■推定製造年代:1880年代
■サイズ(上から見て90度の部分を部屋のコーナーに配し、正面から計測した場合):幅69.5/奥行き50/高さ123cm(天板まで107cm)
■天板・棚板のウォールナットの化粧張り部分には多少のウキ、しわ状の隆起がみられます。このままのご紹介となります。ご不安な方は現品をご確認いただく事をおすすめいたします。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
こちらをご一読ください。
■ワットノットについてスタッフブログにてご紹介しております。
ワットノット(Whatnot)とは
https://ameblo.jp/pancada/entry-11280039839.html
「ワットノット/whatnot」はお好きにどうぞ
https://ameblo.jp/pancada/entry-12060531475.html