「ラダーバック/Ladder back」チェアとは、はしご状の背もたれのチェアのこと。
通常の縦長の背板の代わりに、2本の縦框に、数本の横桟がそえられ、はしごのように見えることからこの名前が付きました。
歴史は中世まで遡ることができ、ヨーロッパ各地の家庭で見ることができます少なくても17世紀までには、英国で最も一般的な椅子のスタイルのひとつとなりました。
今回ご紹介するラダーバックアームチェアチェアも、古いスタイルを踏襲しています。足まわりは伝統的な挽物細工で、貫部分まできれいに彫られています。アーム部分は手に馴染むようフラットな形状でととのえられ、歳月を経て独特の表情をもっています。
背もたれは100cmを超える高さですが、抜けがあるためそれほどの圧迫感は感じません。座面は伝統的な「ラッシュシート/Rush seat」。イグサや、葦(あし)等の天然の素材を紐状にした物を編み、座面にしており、素朴で味わい深い表情がお愉しみいただけます。
■英国
■主素材:オーク材、他
■推定製造年代:1840年代
■サイズ:幅54/奥行49/高さ107cm(座面までの高さ高約45cm)
■座面には多少の傷みがございます。このままのご紹介となります。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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