素晴らしく美しいヴィクトリア時代のサイドテーブルのご紹介です。
特徴的なのは幅わずか58cm強というこぶりなサイズ。どの方向から見ても絵になる完成度をもつ、使いやすいサイズのテーブルは、
インテリアのアクセントとして花や小物を飾ったり、ランプをおいてランプテーブルとしてヴィクトリアンのお屋敷で重宝されてきたことでしょう。
THE DRAWING-ROOM, DUNSLAND, DEVON by Frederick Bligh Bond 1898
細かな部分も見てみましょう。深い杢目のマホガニーでつくられた可愛らしい曲線をもつ天板は真鍮のギャラリーで縁取られより陰影のある印象的な仕上りとなっています。
前面は揺蕩うような曲面で出来ており、巧みに小引き出しが組み込まれています。意匠化された優美な曲線を描くアカンサスリーフ、そしてエレガントな造形を際立たせるエッジのラインは、すべて手のかかる象嵌細工。すらりと伸びた4本の脚はどれもがこの上なく優雅な曲線を描いており、レッグのニー(膝部分)にも線象嵌に囲まれたベルフラワーのモチーフがあしらわれ、脚の美しさを強調しています。
玄関ホールのアクセントにしたリ、リビングにおいて照明を置いたり。
プライベートルームのミニデスクとしてもお使いいただけそうです。
大英帝国が繁栄を迎えたヴィクトリア時代。その輝きの一滴のような美しい家具を、この機会にぜひ手にいれてください。
■英国
■主素材:マホガニー
■推定製造年代:1890年代
■サイズ:幅58.5cm/奥行46cm/高さ70.8(天板まで68.5)cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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