優雅なひとときをエスコートする英国伝統のトリポッドダムウェイター。
18世紀の英国で流行したダムウェイターは、優雅な晩餐やティータイムを彩る秀麗なサポート・ファニチャーです。優秀な執事のように凛と佇むその姿は、現代でもクラシカルな空間をつくりあげ、スマートに活躍してくれることでしょう。
ダムウェイター/Dumb Waiterとは食事時にメインテーブルのそばに置いて、飲み物や食器を備えておくサブテーブルのこと。Dumbは「口をきかない」ことを意味するため、ダムウェイターは「寡黙な給仕人」といったニュアンスになります。ダイニング以外の私室でも使われることもあり、執事や使用人の仕事に代わる役割を果たすため、そのような名前になったといわれています。このような家具が多用された理由には、使用人に主人たちの会話を立ち聞きさせないようにするため、という説もあるようです。
しっとりとした艶の広がる三段の天板は、三段目が回転する仕様です。奥に置いたものも手に取りやすく、便利に使うことができます。リングターンドの支柱には滑らかなカーヴィングを施した珠が配され、古典の格式を漂わせています。流麗なカーヴを描くトリポッド(三本の脚)は脚の先まで贅沢なマホガニーの艶を堪能させてくれることでしょう。
三つの異なるサイズの天板をもつダムウェイターは、18世紀の頃のように食事やお茶のときに使うこともはもちろん、飾り棚としても優れた家具となります。サイドテーブル代わりに、ディスプレイシェルフに、インテリアのアクセントとして様々なシーンで自由にお使いいただける秀作です。
貴方へ忠実に仕える秀逸なひとしなを是非お傍にどうぞ。
■英国
■主素材:マホガニー
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅150/奥行49/高さ110cm(1段目直径約25.5cm 2段目直径約36cm 3段目直径約44cm)
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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