Charles Balaine社バニティミラー/9133-073/幅24/奥行10/高さ30cm

9133-073

274,000円(税込301,400円)

在庫状況 在庫1[点]です

購入数

フランス・ロココの香りを纏った19世紀フランスのバニティミラー。


1830年、フランス。1789年のフランス革命以降、フランスの政治は様々な返還をたどり、1815年にはルイ18世が王政復古により復活。革命前の状態に逆行させ、それに対して怒ったブルジョワジーが1830年7月に「栄光の三日間」とも呼ばれる7月革命を起こします。

この優雅なミラーはそんな時代背景の前後に製作されました。製作メーカーはCharles Balaine/シャルル バレーヌ。1829-1840年頃、パリのフォーブール・デュ・タンプル通りにあったシルバーメーカーです。存在した時代がとても短く、多くの製品は残っていないようですが、シルバー、シルバープレート、そしてエルゴミゼール/Eglomiseという技法により素晴らしい作品を残しています。

このバニティミラーは小さなフォルムの中に、フランス革命以前に花開いたロココの意匠がふんだんに盛り込まれ、かつてのフランス宮廷の華やかさをそのままに体現しています。政治の動乱を経ても、フランスには脈々と特権階級が残り、彼らのオーダーにより、職人が手をつくした素晴らしい品々は作られ続けていたのでしょう。そんな特権階級のレディがそっと私室に置いていたであろう、エレガンスの結晶のような小さな逸品。

褪せることのない夢の輝きを纏い、150年の歴史と共に今ここにあることは、まるでひとつの奇跡のよう。本物のエレガンスを愛でる喜びを、ぜひ感じてください。


■フランス
■主素材:金属(シルバープレート)、鏡
■推定製造年代:1829-1840年代
■サイズ:幅24/奥行10/高さ30cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品にはない小傷や歪み、錆やくもり等がございます。アンティークの特性につきましてはこちらをご一読ください。