ピアスドパルメット グレイズドドア ミュージックキャビネット /1178-081/幅60.5/奥行33.5/高さ151.5cm

1178-081

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聖樹パルメットの意匠が清らかな空間をつくりあげる、ピアスドパルメット グレイズドドア ミュージックキャビネット。

ミュージックルームは社交を重視していたヴィクトリアンの上流階級の邸宅では欠かせない部屋。美しい楽器、芸術品のような家具の数々、そこに流れる優雅な旋律。このミュージックキャビネットはそんな華麗な一幕を演出してくれる逸品。心に響く優美なひとしなをご紹介いたします。

ミュージックキャビネットとは楽譜を仕舞うための家具のこと。楽器を嗜むことが多かった上流階級の家庭では必需品ともいえるものでした。ピアノなど楽器があるサロンやパーラーは邸宅の顔であり、家の格式を誇示するため、そこに置く家具は相応の基準を満たしていなければなりませんでした。

The Music room by George Goodwin Kilburne (1839-1924, London)The Music room by George Goodwin Kilburne (1839-1924, London)



そんな期待に応えるべくつくられたこのキャビネットの魅力は、パルメットと思われる繊細なレリーフから始まります。パルメットとは棕櫚(シュロ/ナツメヤシ)をもとにした意匠のこと。生命力の強い棕櫚は、時にその大きな葉でつくる日陰で暑さから人々を守り、時にその実で砂漠の旅人に食物の恵みを与えました。古代から聖樹とされ、繁栄のシンボルとして装飾に多用された伝統の意匠は、音楽のように軽やかなカーヴを連ね、優雅にキャビネットを彩ります。

また、上質なマホガニーの色艶とグレイズドドア/Glazed doorの揺らめきにはエレガントな高級感が漂います。その内部は横置きの棚板はもちろん縦にも仕切られ、コレクションブックや書類の収納など、現代の生活にも便利にお使いただけることでしょう。


空間を共有する家具は日々の暮らしを潤す大切な存在。

麗しいヴィクトリアンのサロンから響く音色に耳を澄ます、そんな心豊かなひとときを叶えてくれる傑作です。



■英国
■主素材:マホガニー
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅60.5/奥行33.5/高さ151.5cm
■内部棚板は固定です。位置の変更も可能ですが別途費用がかかります。詳細はお問い合わせください。
■施錠できる鍵が1本付属しますが、古い鍵箱のため頻繁な施錠はおすすめできません。通常は鍵穴に引掛けて取手代わりにご使用いただくことをおすすめいたします。
■施錠しなくても扉を安定して閉めておくためのキャッチ金具を、ご希望によりサービスでお付けいたします。ご注文時にご指定下さい。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。

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