ガドルーンエッジ スモールカップボード/9165-043/幅44/奥行41/高さ69cm

9165-043

380,000円(税込418,000円)

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バーウォールナットの飴色の古艶と、気品あふれる趣をもつ、こぶりなカップボード。

一本の木からわずかしかとれないバー(幹の根に近い部分の瘤)ウォールナットの化粧張りは、選び抜いた部分を丁寧に張り込んだ手のかかるもの。一幅の絵のような表情を造り出すことに材も手間も惜しみなくつぎ込んだ、贅沢な手法です。その華やかで濃淡ある高貴な印象の杢目は、決して人工的には創りだせない優しい表情をもっています。

また、ガドルーンエッジ/gadroned edgeとは、細かい彫の装飾が施された縁のこと。このカップボードの天板縁も、そのガドルーンエッジで仕上げられており、趣ある印影がいっそうの華やかさをかもしだしています。

足元のカブリオレ・レッグを飾るのは、生命力の象徴、アカンサス。古代ギリシアよりの伝統的なモチーフは、長く人々に愛されてきました。特に建築や家具には、様々なアレンジを施されたアカンサスが表現されており、アカンサスを美しく、かつ対象物のフォルムに合わせてアレンジすることは、意匠家や職人にとっては必須の技術だったといえるでしょう。

Acanthus Drawing by George Smith 1826Acanthus Drawing by George Smith 1826


また、このようなこぶりなカップボードは、お屋敷のサロンをはじめ、プライベートな場所などで大切に使われてきました。例えば寛ぎのチェアのサイドに、ティーテーブル代わりにしたり、ベッドサイドに置いたり、ピアノの横でランプテーブルとしたり。カップボード自体がとても美しいため、置く場所を選ばず、高貴な存在感で周囲の空間をエレガントに演出します。収納部分は、凝った取っ手のついた引き出しがふたつと、下部のオープンスペース。ちょっとしたものを仕舞うのに、便利にお使いいただけます。

Woman Seated in an Interior by Maximilien Colin  circa 1890-1892 Woman Seated in an Interior by Maximilien Colin circa 1890-1892


小さいながらも、英国アンティークの粋をきわめた、美しいひと品です。


■主素材:ウォールナット
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅44/奥行41/高さ69cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。