こぶりながらも存在感のある、ヴィクトリア時代のフットスツールのご紹介です。
フットスツールとは文字通り脚のためのスツール。歴史は古く、古代エジプトの壁画にも登場するほどの歴史をもちます。ヨーロッパには18世紀後半にオスマン帝国から伝わったとされ、オスマン/Ottomanの言葉からオットマンとも呼ばれます。19世紀になると様々な形のフットスツールがつくられるようになりました。
椅子の前に置いて足をおき、ゆったりと寛ぐことができる小家具は、インテリアのアクセントとしてもお使いいただける便利なアイテム。

Young Woman Reading by Lucius Rossi 1875(1846-1913)
今回ご紹介するフットスツールは、丸い形がどの方向からでも使いやすいひとしなです。
ずっしりと重い硬木でできており、仕上げはほぼ黒のエボナイズド仕上げ。小さな脚はふっくらとリズミカルな挽物細工で、丸い座面をしっかりと支えています。布はデッドストックのダマスクパターンのジャガードを張り込みました。糸自体に毛羽があるモール糸が織り込まれた立体感のあるファブリックは、柔らかい手触りと豊かな表情が特徴です。
貴方のより深い寛ぎのために、ヴィクトリアンの小家具を手に入れてみてはいかがでしょうか。
■英国
■主素材:木(エボナイズド)
■推定製造年代:1880年代
■サイズ:幅37.5/奥行26.5/高さ18.5-20cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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