流麗なラインと可憐な小鳥が愛らしいデスクトップアクセサリーのご紹介です。
万年筆が製品化されたのは大体19世紀後半、一般に普及しだしたのは20世紀初め頃。よって20世紀初めのヨーヨーロッパでは、つけペンと万年筆が混在していた事と思われます。
今回のお品物は、大体その頃の物と思われるブラスインクウェル&ペントレイ。買い付け時から底面に「MADE IN ITALY」のシールがありましたので、イタリア製と思われます。なお、余談ではありますが、紙の片側に粘着剤が塗布された「シール」が歴史上にその姿が見かけられるのは1876年のフィラデルフィア万博で、産業革命により各国で誕生した様々な展示物をサポートするために、シールやラベルが使用されたようです。
さて、もうすこしお品物をみてみましょう。
基本的な様式はアールヌーボーのスタイルを踏襲しています。小鳥がとまる半球状の蓋には蔓草があしらわれ、ベースとなるペントレイは流れるようなカーブと小花、そしてスクロールで構成されています。小鳥がついた蓋を開ければ、陶器製のインク壺が現れます。インク壺と本体の真鍮は接着や留め具などはないため、簡単に外すことが出来ます。
現代であれば、ペントレイはそのままペントレイとして、インク壺はクリップ入れなどにしていただくのもよろしいかもしれません。もちろんアクセサリートレイや、ポケットの小物の一時置きとしてもおすすめです。
参考までに現代の一般的なボールペン、長さ14cmのものを置いてみましたのでご確認ください。
そこに在るだけでデスクトップを優美に飾る、ヨーロッパの様式美を感じるひとしなです。
■イタリア
■主素材:真鍮、陶器
■推定製造年代:1930年代頃
■サイズ:幅約23cm 奥行約9cm 高さ約6.5cm
■総重量:320g
■こちらのお品物は古いお品物です。新品にはない小傷や汚れ、変色等がございます。
■陶器の壺にはインク跡や汚れなどがございます。大きな割れや欠けはございません。
■インク壺と本体の真鍮は接着や留め具などはございません。インク壺のへりが真鍮本体の空洞に引っ掛かってとまっています。
■小鳥がついた蓋にも留め具はございませんので、倒せば蓋は開きます。移動の際はご注意ください。