フランスで手に入れた、端正かつ優雅なキャンドルスタンドのご紹介です。
ベース部分がしっかりとした方形となっており、そこに施された細かな装飾が古代ギリシアの神殿を思わせます。このスタイルはルイ16世様式といえます。
ルイ15世の時代に流行ったロココ様式に代わり、ルイ16世様式とは、新古典主義様式への移行を反映した直線や対称構成による厳正さと、女性的繊細さを併せた意匠として流行した様式とされます。
ロココ様式のようなやや過多とも思える曲線遣いは抑えめで、古代ギリシャやローマ美術をモチーフとした端正な構成が特徴です。
いっぽうでキャンドルの受け部分はふっくらとした曲線となっており、エレガントな女性らしさも併せ持つ仕上りとなっています。
左右対称を旨とするヨーロッパのデコレーションにおいて、ペアの装飾品は欠かせないアイテム。マントルピースの上に置いたり、特別な日のテーブルの演出に最適です。
フランスの歴史を感じる秀逸なアンティークアイテムで、インテリアデコレーションをお愉しみください。
■フランス
■主素材:真鍮
■推定製造年代:1900-1920年代頃
■サイズ:全体高さ約20cm 底面約8.6cm角
■1本の上部に少し変形がみられます。角度により目立ちません。詳細は画像をご確認ください。
■2本セット(ペア)での販売です。
■こちらのお品物はアンティークです。新品にはない小傷や歪み、錆や変色等がございます。