英国のレイルウェイステーションクロックは歴史が古く、鉄道マニアと時計コレクターの両方から愛される存在。
そして、会社名を記したものもあれば、なにやら暗号のような文字数字だけのものもあり、なかなか深い世界のようです。
今回ご紹介するレイルウェイステーションクロックの文字盤は、英国の大きなアンティークフェアで手に入れた一品。
大きさは直径30cm超と大きく、駅の時刻を知らせるのに適したサイズであるといえるでしょう。ずっしり重い金属製で、白っぽいグランドに黒のアラビア数字が記されています。文字盤中央には以下の文字がみられます。
W.REST
LONDON
W1
「LONDON W1」は場所の事。ロンドンのW1といえば、リージェントストリートやオックスフォードストリート、メイフェアがある、まさに中心街です。
ただ、残念ながら「W.REST」についての詳細は不明。鉄道会社名や製造会社の名前かとも思ったのですが、そのような名称は特定することが出来ませんでした。あまりにも資料がないため、ひょっとして「REST」とは「W」地区の「残り=REST」の意味なのかもしれない、と思ったほどです。
裏側をみれば、手書きの「REST」「N」の走り書きがみられます。他に数か所突起物があり、時計のメカ部分にとめるためのものと思われます。
堂々たる雰囲気をもつ大きな文字盤はディスプレイに最適。壁に掛けたり、グリーンと飾っても絵になります。
時を刻む役割から離れて久しい古い時計パーツ。そのもの自体が持つ美しさを堪能する機会を是非手に入れてください。
■英国
■主素材:金属
■推定製造年代:不明
■サイズ:直径約30.5cm
■重量:750g
■こちらのお品物はアンティークです。新品にはない小傷や歪み、錆等がございます。