フットスツールとはチェアやソファで寛ぐときに脚を乗せる台のこと。
歴史は古く、古代のエジプトやローマでその原型が見られ、聖書にも登場しています。19世紀にはドーム型や丸型に好みのファブリックを合わせた、様々なフットスツールがつくられました。チェアでゆったり寛ぐ時はもちろん、メイドに足回りの世話をしてもらう時などにも重宝したフットスツールは大切な脇役として愛されてきました。
The Levee by Joseph Caraud 1892
このフットスツールも、そんな場面で活躍してきたに違いない、古く歴史ある一品。フォルムは力強い円筒形で、立ち上がり部分にはアカンサスのカーヴィングが施されています。
塗装は厚めに塗られており、杢目があまり見えないことから素材の判別はできかねますが、素朴で味わい深い塗装の堆積がカーヴィングに何ともいえない味わいを持たせています。張地は格調高さを感じさせる深い赤のベルベット。木部との対比がよりこのフットスツールを味わい深いものにしているようです。
ほぼ円形のフォルムはどの方向に置いても様になり、便利にお使いいただけます。
ソファーやチェアの足元にさりげなく置いて、インテリアのアクセントにいかがでしょうか。
■英国
■主素材:木
■推定製造年代:1930年代
■サイズ:幅30/奥行32/高さ約14cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
こちらをご一読ください。