グリーンマンとリーフの装飾が荘厳な雰囲気を醸し出す、ヴィクトリアンジャコビアンスタイルカーヴドホールスタンド。
森の守護神グリーンマンのカーヴィングが施されたホールスタンドは、英国伝統のオークでつくられた逸品。ヴィクトリアンの壮麗なエントランスを再現し、訪れる人々を驚嘆させることでしょう。歴史と重厚感漂う傑作のご紹介です。
My Neighbour's House by Frederick William Elwell (1870-1958, British) c the artist's estate.
ホールスタンドとは外套や帽子をかけるためにつくられた家具のこと。身だしなみを整えるためのミラーやコートブラシなど収納する抽斗、傘立てがついているものもあるヴィクトリア時代に流行した家具のひとつです。
このホールスタンドは見事なカーヴィングが施された重厚な逸品。大きく立派なつくりから、マナーハウスのような広い邸宅で使用されていたのではないでしょうか。
材は英国が誇るオーク。シルバーグレインがオークの風合いを増し、躍動感溢れるカーヴィングが壮麗なホールスタンドをつくりあげています。伝統の意匠バーリーツイストのフロントレッグも見逃せません。
抽斗の取っ手の彫刻はグリーンマン。ケルト文化に根付くグリーンマンは森の守り神であり、「豊潤」の象徴としてヨーロッパの人々に古くから愛されてきました。アカンサスのなかで悠々と佇むグリーンマンは家を護ってくれているかのようです。
Carved capital, south door of Maria Laach Abbey, Germany
高さ2mほどの背の高いホールスタンドですが、カーヴィングの抜け感により重厚感はそのままに、圧迫感のない理想の仕上がりを実現しています。真鍮のフックに大きなミラー、左右には傘立ても備え、機能性にも優れた風格溢れるホールスタンドは、家の第一印象を担うエントランスに相応しいひとしなではないでしょうか。
大いなる存在感で豪華かつ上質な空間を演出してくれるホールスタンドの最高傑作です。
■英国
■主素材:オーク
■推定製造年代:1880年代
■サイズ:幅103/奥行43.5/高さ198cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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