ヴィクトリアンの優雅な空間を再現する、バーリーツイストフレットワークフリーズワットノット。
印象的なデザインのワットノットは憧れのヴィクトリアン・ドローイングルームに欠かせないアイテム。ローズウッドが艶めくステージには自慢のコレクションが並べられていたことでしょう。お部屋のコーナーで存在感を放つ逸品のご紹介です。
ワットノット/what-notとは18世紀に登場した飾り棚のこと。フランスでつくられていたエタジェル/etagereが基とされています。ヴィクトリアンの頃に英国でも流行し、陶磁器などコレクションを飾るため、ドローイングルームなどに置かれました。
当時の英国家具の装飾様式は17世紀、18世紀に流行したスタイルのリバイバルが主でした。このワットノットも伝統のバーリーツイストの意匠を取り入れたヴィクトリアンらしい装飾性豊かな仕上がりです。
バーリーツイスト(バーリーシュガーツイストとも)とは大麦からつくるねじり飴をモチーフにしたデザインで、挽き物細工が盛んになった17世紀後半からみられるようになりました。職人技を感じさせるねじり部分に上質な艶が光ります。擬宝珠は一本の支柱に見えるようにツイスト上に配され、全体のバランスのアクセントになっています。リズミカルに切り出された幕板のフレットワークはツイストとシンクロするようでもあり、その秀逸な仕上がりからみるに、上流階級の家庭の特注品だったのかもしれません。現代では入手困難となったローズウッドの天板には引き込まれるような独特の杢目が流れています。贅沢な艶は大切なコレクションを飾る最高のステージとなることでしょう。
The Proposal by Knut Ekwall (Swedish, 1843-1912)
お部屋のコーナーを優雅に彩るひとしな。そこから流れるヴィクトリアンの薫りをお愉しみください。
■英国
■主素材:ローズウッド
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅60/奥行42/高さ111.5cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。
■ワットノットについてスタッフブログにてご紹介しております。
ワットノット(Whatnot)とは
https://ameblo.jp/pancada/entry-11280039839.html
「ワットノット/whatnot」はお好きにどうぞ
https://ameblo.jp/pancada/entry-12060531475.html