こぶりながらも存在感のある、ヴィクトリア時代のフットスツールのご紹介です。
フットスツールとは文字通り脚のためのスツール。歴史は古く、古代エジプトの壁画にも登場するほどの歴史をもちます。ヨーロッパには18世紀にオスマン帝国から伝わったとされ、オスマン/Ottomanの言葉からオットマンとも呼ばれます。19世紀になると様々な形のフットスツールがつくられるようになりました。
椅子の前に置いて足をおき、ゆったりと寛ぐことができる小家具は、インテリアのアクセントとしてもお使いいただける便利なアイテム。ちょっとした物を置くのにも便利にお使いいただけます。

Madame Boucher by Francois Boucher 1743
今回ご紹介するフットスツールは、約32cmの正方形に近い、使いやすいサイズ感をもっています。
ずっしりと重みのあるウォールナットでできており、小さな脚はふっくらとしたニーが可愛らしいカブリオレレッグ。経年でオリジナルの布は既に劣化しておりましたので、ウィリアム・モリスが1888年にデザインしたベルベットジャガードを張り込みました。タイトルは「Autumn Flowers」。花を中心に葉や実が左右対称に展開する計算されたデザインは、モリスが愛する植物の美しさを巧みに表現した名作です。
様々な色バリエーションや製法で布や壁紙、ラグなどが制作されてきましたが、今回使用したベルベットジャガードは一時期英国のサンダーソン社が制作していたファブリックです。この色のものはおそらくすでに生産はされておらず、市場に出ているのみとなっていと思います。ベルベットの柔らかな手触りがなんとも贅沢な気持ちにさせてくれる、希少なファブリックです。
アームチェアの脚元において。
もちろんソファの小脇においても絵になることは間違いございません。
貴方のより深い寛ぎのために、ヴィクトリアンの小家具を手に入れてみてはいかがでしょうか。
■英国
■主素材:ウォールナット
■推定製造年代:1880年代
■サイズ:幅32/奥行33/高さ約20cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
こちらをご一読ください。