チッペンデールスタイルサロンチェア/1255-025/幅47/奥行51/高さ94cm(座高約49)cm

1255-025

90,000円(税込99,000円)

在庫状況 在庫2[点]です

購入数

流麗なラインを持つ美しいサロンチェアのご紹介です。

まず、スタイルとしてはチッペンデールスタイル。

18世紀英国の家具デザイナーである「Thomas Chippendale/トーマス・チッペンデール(1718-1779)」が提案した様式で、クィーンアン、フランスロココ、シノワズリー(中国・東洋趣味)、ゴシックリバイバルなどそれまでの様式をうまく取り入れて洗練されたスタイルにまとめたものです。


チッペンデールスタイルのなかでも、椅子の背もたれのデザインで有名な意匠が、しなやかなリボンが交差するような文様をピアスドカーヴド(透かし彫り)で作り出す「リボンバック」。そして家具の脚先で有名な意匠が、猛禽類の爪が玉を掴む「ボウル&クロウ(クロウ&ボウルとも)」。


これらの特徴をもつチェアは、18世紀から現在まで「チッペンデールスタイルチェア」として世界中で愛されてきました。



画像
The gentleman and cabinet-maker's director By Thomas Chippendale  1754The gentleman and cabinet-maker's director
By Thomas Chippendale  1754




今回ご紹介するチェアは、その流れをしっかりと受け継いだひとしな。

きれいな透かし彫りのリボンバック、アカンサスをモチーフとしたトップレイルの浮彫り、すらりとした脚先に施されたボウル&クロウ。そして特筆すべきは、比較的大きなサイズになりがちなチッペンデールスタイルチェアのなかでは、かなり小さい部類に入るものである、ということ。

座面もダイニングチェアでよく見かける「落とし込み」ではなくサロンチェアでよくある「張りぐるみ」であることから、ダイニング向けではなくサロン向け、そして大きさからして例えばレディのブドワール(私室)などの小さな部屋向けのものではないかと推測いたします。材は緻密なマホガニーで、ダークな色合いと時を経た古艶が流麗なチェアのラインをより引き立てています。


張地はウィリアム・モリスが1888年にデザインしたベルベットジャガード、「Autumn Flowers」を張り込みました。花を中心に葉や実が左右対称に展開する計算されたデザインは、モリスが愛する植物の美しさを巧みに表現した名作です。

様々な色バリエーションや製法で布や壁紙、ラグなどが制作されてきましたが、今回使用したベルベットジャガードは一時期英国のサンダーソン社が制作していたファブリックです。この色のものはおそらくすでに生産はされておらず、市場に出ているのみとなっていと思います。ベルベットの柔らかな手触りがなんとも贅沢な気持ちにさせてくれる、希少なファブリックです。



こぶりなチッペンデールスタイルサロンチェアは、優雅な姿と使いまわしのきくサイズ感で、お部屋のどこにおいてもインテリアを引き立ててくれる名優。お気に入りと暮らすことの悦びを感じさせてくれる、確かな英国アンティーク家具をぜひお手元でご堪能ください。



■英国
■主素材:マホガニー
■推定製造年代:1890年代
■サイズ:幅47/奥行51/高さ94cm(座面までの高さ約49cm)
■複数脚在庫がある場合、詳細部分が写真と異なるチェアもございますことをご了承ください。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。