ヴィクトリアンカーヴドサロンアームチェア/9139-015/幅62/奥行87/高さ85cm(座高約42)

9139-015

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悠然とした寛ぎを約束してくれるミッド・ヴィクトリアンのサロンアームチェア。


このようなサロンアームチェアは、ヴィクトリア時代のパーラーやサロンなどゲストを迎える場所に置かれたばかりでなく、紳士の書斎などにも重宝されました。おもてなし、寛ぎ、思索。そのどれもに最高の場を提供する必需品として、お屋敷になくてはならない家具だったといえるでしょう。


Charles Townley in the Park St. Gallery /by Johann Zoffany/1782Charles Townley in the Park St. Gallery /by Johann Zoffany/1782


心地よく腕を支えるクッションの効いたアームレスト。自然と伸ばした掌に感じるのは、アーム先端の歳月を経て飴色になった優しい手触りのウォールナットのカーヴィング。スクロールとロカイユがモチーフの複雑な彫が施され、触れれば150年を超える銘木の息遣いが感じられてきそうです。

大きな見所のひとつ、肘掛/アームレストからつながる肘木/アームサポートの彫刻は素晴らしい仕上り。複雑な形状の肘掛からするりと伸び、柔らかく湾曲して優美なスクロールを描いている様は、まさに芸術的です。無垢ウォールナットを丁寧に彫り込み、一度ぎりぎりまで細く、そしてドラマティックにふっくらと太くし、さりげなくアカンサスのモチーフを忍ばせるこだわりも、このチェアをただ一つの存在にしています。レッグのニー、そして座面下の幕板/シートフリーズにはフラワーモチーフが立体的に彫り込まれ、まさに華を添えています。

ファブリックは最高級のベルベットジャガード。プレーンなグランドの上に、立ち上がるベルベットパイルで絡み合う唐草を表現した立体感のある生地です。凹凸のある独特の仕上りと、ベルベットパイルの光沢により、方向によって見え方が異なるお楽しみもございます。独特の赤色を手の込んだボタン留めで張り込み、ウォールナットの艶やかな飴色が縁取った様は、品よくまとまり、英国アンティークならではの存在感を際立たせています。


最高の材と、さらに良い時を過ごして来た逸品だけが持つ輝きをはなち、悠然と佇むミッドヴィクトリアンのサロンアームチェアは、次に使える主人を心待ちにしているようにも見えます。

英国ミッドヴィクトリアンの名品がもつ真実の美を、是非ご体感ください。




■英国
■主素材:ウォールナット
■推定製造年代:1860年代
■サイズ:幅62/奥行87/高さ85cm(座面までの高さ約42cm)
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。

*サロンアームチェアについては、スタッフブログでも詳しくご紹介しております。こちらからご覧ください。

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