悠然と構える雄々しい姿に風格がみなぎる、バロックリヴァイバルハイバックアームチェア。
華麗なバロックスタイルはヨーロッパの装飾美術の礎を築きました。その歴史を今に伝えるこのチェアは格調高く典雅な空間をつくりあげます。優雅と貫禄をあわせ持つ傑作を手にするその悦び、貴方にお届けいたします。
Charles in Garter robes by John Michael Wright or studio, c. 1660-1665
バロック様式とは17世紀の美術の総称であり、装飾的で豪華さを強調したスタイルが特徴です。英国ではチャールズ二世が王位に就くと、フランスのバロックに影響を受けた後期ジャコビアン様式が流行しました。貴族は華美で豪奢な装飾を好み、凝った挽物細工や精巧な透かし彫りが施された華やかな家具がつくられるようになりました。
そんなバロックの美的要素を集約したこのアームチェアは、王座のように大きくゆったりとした背をもち、そこから伸びるアームにはウォールナットの趣深い古艶が光ります。フロントストレッチャーはCスクロールの曲線が華麗に躍動する透かし彫りで、そのボリュームがハイバックとのバランスを保ち、全体の印象を均整のとれた優雅ものにしています。特徴的なフォルムをもつスパニッシュフットの脚先とベルフットスタイルのターンドレッグが、英国バロックらしい堂々たる姿をつくりあげています。
張地は先染めのジャガード織り。モール糸で織り上げられた柔らかい質感と豊かな表情をもつ、クオリティの高いファブリックです。
In the Library by Johann Hamza (German, 1850-1927)
円熟のヴィクトリアン後期につくられたアームチェアは、食卓に合わせれば優雅な晩餐を演出し、書斎では賢者の一席となり主を迎えます。
伝統と格式を受け継いだ逸品が貴方にバロックの気品と揺るぎない自信を授けることでしょう。
■英国
■主素材:ウォールナット材
■推定製造年代:1890年代
■サイズ:幅63/奥行64/高さ114cm(座面までの高さ約52.5cm)
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましては
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