アールヌーヴォーイーゼル/8125-049/幅25.5/奥行26.5/高さ63.3cm

8125-049

368,000円(税込404,800円)

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耽美なる芸術の舞台、アールヌーヴォーイーゼル。


優美な曲線で植物と女神の美しさを表したイーゼルは、「新しい芸術」に相応しい幻想的な雰囲気に溢れています。世紀末に駆け抜けたアールヌーヴォーの名作をどうぞご覧ください。


このイーゼルがつくられたベルギーはフランスと並び、アールヌーヴォーの中心地でした。「新しい芸術」を意味する「アールヌーヴォー」というこの言葉は、ベルギーの雑誌「L'Art moderne」において建築家アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデの作品を表現する言葉として、法律家であり作家だったエドモン・ピカールが初めて用いたとされています。ヨーロッパに伝播したアールヌーヴォーは、ガラスやメタルワークといった新しい素材を使った分野にも大きな発展をもたらしました。


Maison Saint-Cyr (1901-1903) by Gustave Strauven (1878–1919, Belgian) Maison Saint-Cyr (1901-1903) by Gustave Strauven (1878–1919, Belgian)



全体はカラーリングされたアイアンがなめらかな曲線を重ねた優美な佇まいです。見どころはトップのデザイン。ユリと思われる花が左右で大きく開き、葉や蕾が絡み合いながら広がっていきます。中央には女性が佇み、手には鏡のようなものを持っています。鏡は月を表すものともいわれており、月の女神セレーネをイメージしているのかもしれません。


支持台にはアイリスでしょうか、見下ろすと三つの花が咲き、なんとも贅沢な眺めをみせてくれます。背面のスタンド部分もリーフが絡むデザインとなっており、どこからでも常に美しく在り続ける芸術的作品に仕上げられています。


イーゼルとして絵やステンドグラスを飾れば、アールヌーヴォーの芸術的な空間が広がります。本を乗せれば書見台として、鏡を置けばミラースタンドとしてもお使いいただけるのではないでしょうか。



日々の暮らしにアートを添える、麗しい逸品です。



■ベルギー
■主素材:金属
■推定製造年代:1890年代
■サイズ:幅25.5/奥行26.5/高さ63.3cm
■折りたたみは出来ません
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み、変色等がございます。