アーリーヴィクトリアンバルーンバックサロンチェア/9139-065/幅46.5/奥行53/高さ81cm(座高約45.5)

9139-065

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アーリーヴィクトリアンの栄華をそのままに伝える、最高級のサロンチェア。


使用されている材は世界の銘木、ローズウッド。濃淡のはっきりした独特の杢目と、深い黄金色の輝きは恐らく最高級といわれるブラジリアンローズウッド(ハラカンダ)と思われます。硬く、緻密なその材は加工にも困難がともないますが、仕上がりは美しく滑らか。160年を過ぎた質感はまるで宝石のような輝きに満ちています。

そんな材を惜しげもなく使った迫力のウッドワークのなかでまず目を惹くのは、優美な透かし彫りが施されたバックスプラット。緩やかなスクロールとアカンサスのモチーフ、そしてロココの代表的なモチーフであるロカイユを巧みに組み合わせたものです。トップレイルは典型的なバルーンバックよりはわざとやや曲線を抑えめにし、フルーティングで重厚感を持たせた凝った仕上り。トップレイル両端より、本体フレームにリズミカルに繰り返されるアカンサスのスクロールは、まるで心地よい音楽を奏でているかのようです。


もうひとつの見処はフロントレッグの美しさ。緩急のある挽き物の先はローズウッドの堅牢さを利用するようにぐっと細くなり、重厚感あるチェア本体を軽やかに支えています。脚先にはベルフラワーのモチーフが施され、可憐さを漂わせます。


ファブリックは凝った先染めのジャガード。シックな水色のなかに緯糸の金糸が映えて、高貴な印象を持たせています。ネオクラシズムの代表的なモチーフである花瓶やリボンなどが巧みに配されたパターンも美しい、最高級のファブリックです。


英国ヴィクトリア時代の最盛期、大英帝国が世界の果てから手に入れた最高級の材と、それを駆使した確かな職人の腕。今ではもう手に入れることができない黄金色の輝きを纏った、珠玉のアンティークチェアです。


■英国
■主素材:ローズウッド
■推定製造年代:1850年代
■サイズ:幅46.5/奥行53/高さ81cm(座面までの高さ約45.5cm)
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。

*向かって左側の背もたれトップレイル部分には古い補修跡があり、正面からはスジが確認できます。きちんと補修されておりますのでご使用に問題はございませんが、ご報告しておきます。

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