ホイールバック ミニチュア ウィンザーチェア/1178-093/幅32.5/奥行29/高さ60.2cm

1178-093

88,000円(税込96,800円)

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英国伝統のチェアが小さな世界を広げる、ホイールバックミニチュアウィンザーチェア。

ミニチュア家具の製作には通常以上に手間のかかることが多く、それらは一種の嗜好品として高価なものでした。このチェアも非常に巧みにつくられており、裕福な家庭の子供部屋で使われていたことが伺えます。小さな逸品は、きっと貴方のお部屋も心も豊かに満たしてくれることでしょう。愛され続けるウィンザーチェアの歴史を辿ります。

Kinderstube by Fritz von Uhde(1848-1911, German) Kinderstube by Fritz von Uhde(1848-1911, German)



ウィンザーチェアは18世紀頃からハイ・ウィカムという街でつくられていました。ロンドンへの輸送にテムズ川を利用していたため、「ウィンザー方面から来る椅子」という意味でそう呼ばれるようになったといいます。ハイ・ウィカムは昔からブナの森があり、豊かな木材で車輪や挽き物がつくられていました。ボジャー/Bodgerと呼ばれる彼らは森に住み、新鮮なグリーンウッドを使ってチェアをつくったといいます。まだ柔らかい木材を削り曲げて組み合わせる、それらはすべて手作業で行われ、簡潔でありながらしっくりと体に馴染む滑らかなフォルムをつくり上げました。


この小さなチェアは伝統のウィンザーチェアを精巧に再現しています。背は蒸気を利用して弓なりにカーヴさせたボウバックスタイル。スプラットは車輪をモチーフにしたホイールの透かし彫りで、名前の由来でもあります。座面の杢目はミニチュアであることを忘れるほど使い込まれたような風合いが趣深く現れ、小さなターンドレッグにはターナー(挽き物職人)の匠の技が凝縮されています。

小さなチェアのため、テディベアやビスクドールのチェアとしておすすめです。
微笑みこぼれるミニチュアチェアを是非お愉しみください。







■英国
■主素材:エルム
■推定製造年代:1930年代
■サイズ:幅32.5/奥行29/高さ60.2cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。


*ディスプレイやドール用のチェアです。お子様でも座ることは出来ません。
*ハイ・ウェイカムの街についてスタッフブログでご紹介しております。こちらからどうぞ。
https://ameblo.jp/pancada/entry-12082983430.html