ミッドヴィクトリアン バルーンバックサロンチェア/8121-096/幅47/奥行48/高さ83.5cm(座高約44)

8121-096

120,000円(税込132,000円)

在庫状況 在庫2[点]です

購入数

大英帝国全盛期、ミッドヴィクトリアンの栄華を偲ばせる、華麗なバルーンバックチェアのご紹介です。

バルーンバックチェアとは、背もたれの部分がバルーン(気球)のように丸くなっているチェアのこと。ダイニングというよりはサロンチェアによくみられる形状で、材はウォールナットを中心とした高級材が多く、優美な曲線が特徴です。

今回ご紹介するサロンチェアの見所のひとつは、そのバルーンバックのもつ滑らかな曲線と、細部のカーヴィング。美しい立体的な三次曲面をもつクレストレール。ミドルレールには凝った彫刻が配され、美しいポイントとなっています。ミドルレールエンドには躍動感あるアカンサス、中央部にはルイ15世様式、ロココ様式を思わせるわずかに非対称なスクロールが中央に施されています。今にも跳ねだしそうな躍動感あるカブリオレレッグ(跳ねる脚・猫脚)は、150年を超える古艶の深みが十分に堪能できる脚線美をもち、立ち姿の美しさは格別です。

材は銘木、ローズウッド。新鮮な切り口からは薔薇の香りがするといわれ、緻密で堅牢な希少材です。蝋を含んだ木肌は磨くほどに艶を増し、滑らかな光沢を放ちながら手に優しくなじみます。ファブリックは、鮮やかな赤がクラシカルな印象を奏でるベルベットジャガード。ヨーロッパ伝統のモチーフを織り出した左右対称のパターンは、重厚さと華麗さを併せ持っています。


こぶりで扱いやすく、それでいて佇まいが絵になるサロンチェアは、お屋敷のドローイングルームはもちろん、プライベートルームでも重宝されたことでしょう。


Playing the Piano by Ernest Higgins Rigg(1868–1947)Playing the Piano by Ernest Higgins Rigg(1868–1947)




大英帝国の繁栄を今に伝える美しきチェア。お手元に置き共に暮らし、遥かミッドヴィクトリアンのサロンを追体験してみてはいかがでしょうか。



■英国
■主素材:ローズウッド
■推定製造年代:1870年代
■サイズ:幅47/奥行48/高さ83.5cm(座面までの高さ約44cm)
■複数脚在庫がある場合、杢目の見え方が写真と異なるチェアもございますことをご了承ください。
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。