でも広い玄関ならまだしも、限られた空間で好みに合う小さなベンチを探すのはなかなか難しいもの。そんなとき、おすすめなのがテレフォンシートです。
文字通り電話をするときにちょっとだけ腰掛けるもののため、大きさはこぶり。でもお部屋の中で浮かないように、しっかりと美しい意匠でつくられているのがポイントです。
サイドには小さなテーブルをおけば、ランプやお花をおいて、さらに素敵なエントランスホールとなります。
劇的に変身できるのです。
脚の形がとびきり美しいマホガニーのケージョナルテーブル。すらりとした佇まいは、それだけで場の雰囲気をたおやかに変えてくれます。
テーブルの上にはオニキスを思わせるグラスシェードを掲げたテーブルランプ。
壁にはシックなモノクロのポスターを。
テーブルの上の壁になにか合うものを掛けると、そこにまとまりが生まれます。
和の障子も不思議に合うのは、ロココに加えてオリエンタリズムの影響をも色濃く受けた英国ヴィクトリアン・アンティークだからでしょうか。
ひとつのコーナーの演出が、家全体を印象的に、奥行き深いものにしてくれます。