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ジョージアン ミニチュア ニーホールデスク

品名 ジョージアン ミニチュア ニーホールデスク
品番 8118-303
材質 ウォールナット材
Age 1800年代
Country 英国
22.8cm
奥行き 11.8cm
高さ 19.3cm
在庫数 1
価格 税込308,000円
本体280,000円
備考 上段抽斗内寸:18.4×8.8×2㎝
左右抽斗内寸:1.8×9㎝
左右抽斗深さ:上段2.2㎝中段2.6㎝下段2.8㎝

商品説明

200年の歴史を受け継ぐ小さな傑作、ジョージアンミニチュアニーホールデスク。

 

趣深いウォールナットの古艶、小さな躯体に施されたインレイと難なく動く抽斗。比較しなければ本物と見間違うほど緻密につくられたミニチュアデスクには、正統派アンティークの風格が漂います。ヴィクトリアンよりも前、遥か遠いジョージアンの頃より届いた類稀な逸品をご紹介いたします。

 

この精巧なデスクはキャビネットメーカーの商品サンプルと思われます。その昔、都会のキャビネットメーカーは地方に住む貴族のもとへ家具を売るため商品のサンプルをつくり、それらを携えて屋敷に出向き、注文を取り付けていたといいます。カタログもありましたが、立体の方が扉や抽斗のつくりを確かめたり、木の質感を感じることができるため、評判が良かったようです。このデスクもロンドンからカントリーサイドへ、馬車に揺られながら運ばれていったのでしょう。

 

A view of Chatsworth from the south-west circa 1880. Imagae:Public Domein

 

ニーホールデスクとはその名の通り、膝を入れるスペースがあるデスクのこと。デスクは執務や学問に就く者、つまり、ある程度の階級の人物に需要があるため、デスクのサンプル品は必須だったのではないでしょうか。

 

      Sarah Carpenter, Lady Tyrconnell, in the Gothic Drawing Room of Kiplin Hall,1833.Imagae:Public Domein

 

両手に収まるほどのデスクは思いのほか小さく、見るほどに愛着を感じさせます。「森の至宝」ウォールナットは200年の歳月を重ねた古艶を湛え、深い趣と存在感を放っています。天板には極細の線象嵌が巡り、扉と抽斗の前板はクロスバンディングで丁寧に囲われています。扉の中も収納スペースが確保されており、扉上部に取り付けられた小さなキャッチには驚嘆するばかりです。すっと動く抽斗や、その取っ手にまで縁彫りを施す手間のかけようは、キャビネットメーカーの手腕を物語っています。

 

精緻なミニチュア家具は時に通常サイズの家具よりも高価になることがありますが、このデスクを見ればそれも得心が行きます。これほどまでにつくり込まれたジョージアンのミニチュア家具に出会うことは、そう多くはありません。

 

このデスクを手に入れる喜びはどれほどのものか、それを知ることができるのは唯一人。

貴方の心でお確かめください。

 

 

*こちらのミニチュアニーホールデスクは、テーブルやキャビネットの上に乗せて使う、ごく小さなものです。表示サイズをご確認のうえご検討ください。

 

*上段の抽斗には日本の官製はがきは入りません。ポストカード等はサイズにより収納が可能です。

 

*ご注文前に必ず「ご注文方法」ページをご一読ください。