
デミルーン コンソールテーブル
売約済
品名 | デミルーン コンソールテーブル |
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品番 | 1178-225 |
材質 | ウォールナット材 |
Age | 1910年代 |
Country | 英国 |
幅 | 102.5cm |
奥行き | 51cm |
高さ | 74.5cm |
商品説明
飴色のバーウォールナットが深遠な杢目を広げる、デミルーンコンソールテーブル。
コンソールテーブルは壁際で使用するテーブルで、背面を壁に取り付ける場合もあります。17世紀のイタリアにみられるコンソールテーブルは、大理石の天板と、人や天使を象った脚台に鏡が備えられた絢爛なものでした。また、フランスでは、天板の上に大きな鏡を飾り、ルイ14世の頃から続く華やかなバロックやロココ様式に欠かせない存在となりました。そして英国に渡ると、pier table(窓間壁のテーブル)として人気となり、ロバート・アダムやヘップルホワイトといった一流家具デザイナーたちが数多くのデザインを手がけました。見せるための家具であるコンソールテーブルは、装飾性豊かなまま、より使いやすくコンパクトなデザインへと変化していきました。
このコンソールテーブル最大の魅力は天板一面に広がる飴色のバーウォールナット。木の瘤から切り出される杢目は、自然が描く芸術。神秘的な文様はまさに唯一無二の存在です。クウォータリングにより上下左右のシンメトリーに配された化粧貼りは、吸い込まれるような美しさを湛えています。また、クロスバンディングの縁取りがその独特のシェイプを引き立たせ、丁寧な彫りが施されたガドルーンエッジが華やかさを加えています。
幕板まで贅沢に化粧張りされ、どの角度から見てもその美しさを崩すことはありません。手前には抽斗をがあり、実用性を兼ねた英国らしい気遣いが感じられます。すらりと長く伸びる脚はクイーンアン様式を受け継ぐカブリオレ・レッグ。ニー(膝)と脚先はアカンサスの大胆なカーヴィングが施され、活力溢れる様子が生き生きと表現されています。明るめの色味と滑らかな艶からは、クラシカルで優雅な雰囲気が漂います。
デミルーン(demilune)の半月形は玄関などの小さなスペースにもすんなりと収まります。
両サイドにホールチェアを置いてコンソールのコーディネートを愉しむのもおすすめです。
「森の至宝」ウォールナットの逸品が、気品溢れる印象的な空間を演出してくれることでしょう。