
ネオクラシカルスタイル ランプテーブル
売約済
品名 | ネオクラシカルスタイル ランプテーブル |
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品番 | 9165-002 |
材質 | マホガニー材 |
Age | 1890年代 |
Country | 英国 |
幅 | 35.3cm |
奥行き | 31cm |
高さ | 77.2cm |
備考 | 一部:サテンウッド材 |
商品説明
品格あふれるネオクラシカル・スタイルと、最高の材で仕立てられた珠玉のテーブル。
ネオクラシカルスタイルとは、新古典主義ともいい、18世紀半ばから始まった古代ギリシャ・ローマのリバイバル様式のこと。直線構成の厳格な線と優美さが融合した、洗練されたスタイルが特徴です。
装飾モチーフとしてはガーランド(花飾り)、ボウ(リボン飾り)、月桂樹、楽器、アラベスク模様、そして壺。特に壺は「生命の泉」を表すとされ、そのなかから植物がのびたデザインが大変このまれました。これは古代オリエント由来の「生命の樹」がヨーロッパに伝わったてできたイメージであるとされています。ネオクラシカルの巨匠、ロバート・アダムも、内装装飾には好んで壺、そしてアラベスク模様を組み合わせることを好みました。
このランプテーブルには、まさにそのネオクラシカルのエッセンスが詰め込まれています。すらりとした直線で構成されたフォルム。引き出し前板に描かれた、壺とアラベスク文様。取っ手の台座を取り囲むようにのびた曲線は、全体の直線的なフォルムと対照的にしなやかにうねり、ランプテーブルに優雅さを添えています。
そして、もうひとつの特徴は使用されている材。この小さなランプテーブルは、主素材はマホガニー、そしてポイントとなるパネル部分にはサテンウッドが使われています。緻密で美しく、まるで光り輝くサテン地のような杢目をもつサテンウッドは18世紀の著名な家具職人、トーマス・シェラトンをはじめ、英国家具史に名を遺した数々の名工が愛してやまなかった銘木の一つです。
緑の黄金とよばれたマホガニー、そして絹目の輝きをもつサテンウッドという最高の役者を揃え、そこにネオクラシカルスタイルという演出を加えた、稀代の舞台をみているかのような、アンティークの逸品。
いつまでも色褪せる事のない、名作の供宴をお愉しみください。