
チッペンデールスタイル サーキュラーセンターテーブル
売約済
品名 | チッペンデールスタイル サーキュラーセンターテーブル |
---|---|
品番 | 9165-023 |
材質 | マホガニー材 |
Age | 1900年代 |
Country | 英国 |
幅 | 76cm |
奥行き | 76cm |
高さ | 73cm |
商品説明
艶やかなマホガニー材に、英国の伝統意匠が細やかに配されたセンターテーブル。
まず目に入ってくるのは、黄金色に輝く自然のアートのような杢目、そしてレッグのニー(膝)とよばれる部分に施された精緻なカーヴィング(彫刻)。このカーヴィングは、アカンサスのスクロールにベルフラワーのスワッグが組み合わされた珍しいものです。ベルフラワーは、新古典主義のヘップルホワイトやロバート・アダムが好んだモチーフで、特にスワッグは優雅で繊細な印象となるため、家具を始めインテリアデザインに多く取り入れられました。
生命力溢れるアカンサスに、可憐なベルフラワーの組み合わせの意匠は、驚くほどの完成度ですんなりのびた4脚のニーを優雅に演出しています。足元は、伝統のボウル&クロウ。指の節まで感じさせるような見事な彫刻は、作り手の技量を如実に表しています。また、この天板のような杢目はMottle/モトレ/斑杢、もしくはBee's Wing/ビーズウィング/蜂の羽ともいい、弦楽器などの仕上げなどとして珍重されてきたものです。自然が作り出した造形美は、見飽きることがありません。
天板の大きさは直径約76cmとかなり小さめですので、ダイニングテーブルではなく、ティーテーブル、もしくはセンターテーブルとして使われていた物と思われます。ヴィクトリアンやエドワーディアンのお屋敷では、お部屋やホールの中ほどに、特にチェアをセットせずに、テーブルだけおいて、花や小物などを飾って楽しむというレイアウトがよく行われていました。そのような時に使われたのがセンターテーブルです。サイズは様々ですが、形としては円形、もしくはオクタゴナル(八角形)など、中心にふさわしいような形が多かったようです。
現代の日本においては、そのような使い方は少ないかもしれませんが、意匠的にバランスがとてもきれいなセンターテーブルは、サイズが合えば、ダイニングテーブルとして十分ご使用いただけるもの。このセンターテーブルも、沢山のお皿を並べるのは無理ですが、お茶や簡単な食事ならお二人様でも使えるのではないでしょうか。
食事の時はクロスをかけて。それ以外は天板の美しい杢目を愉しんで。
小さいながらも、格別に美しい天板の杢目と、細やかで優美なカーヴィングでお部屋の主役になってくれる、使い勝手の良いアンティーク・テーブルです。