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ヴィクトリアン カーヴド カップボード

売約済

品名 ヴィクトリアン カーヴド カップボード
品番 1178-041
材質 オーク材
Age 1890年代
Country 英国
102cm
奥行き 32cm
高さ 89cm

商品説明

伝統のオークに荘厳な中世の風格が漂う、ヴィクトリアンカーヴドカップボード。

 

このカップボードのように脚がなく背の低い収納家具をイタリア語でクレデンツァ(credenza)といいます。14世紀頃のデザインはイタリア建築にみられる支柱を両サイドに備え、カーヴィングで埋め尽くされた壮大なものでした。サイドボードは中世の教会で、祭礼用の食器や聖具を収納する祭器台として既に使用されていましたが、16世紀には高価な食器を飾り、人目に付く大広間などに置くようになりました。また、そこで王侯貴族や聖職者など身分の高い人物のために毒見が行われていたことから、credenzaは英語で「信用」を意味するcredenceの語源といわれています

 

前扉には、それが堅牢なオーク材であることを忘れるほど緻密で繊細なカーヴィングが施されています。均衡のとれたスクロールに力強くしなるリーフ、そして杖に巻きつく蛇。この意匠はギリシャ神話に登場する医者の神アスクレピオスが持つ「アスクレピオスの杖」と思われます。するすると絡みつくリアルな蛇の姿は、高い芸術性と神秘的な美しさを秘めています。そしてトップに大きく据えられたモチーフは、松かさではないでしょうか。松は「永遠の若さ」という意味を持ち、松かさは魔除けともされています。いくつもの意味や想いが込められた装飾は、中世の趣そのままに荘厳な雰囲気を漂わせています。

 

                  Asclepius with his serpent-entwined staff

 

ハンドルと鍵穴には、正確無比なフレットワークによって生まれたピアスドバックプレートが留められています。くるくると小さなカーヴを繰り返し、精緻なラインで切り抜かれたプレートは、現代においても何とも魅力的なデザインです。材はラテン語で「美しい樹」を意味するオーク。精霊が宿ると信じられるオークは英国の伝統と誇りを受け継ぐ特別な木。その風格溢れる雄々しい姿に、人々は信頼と畏敬を捧げ、心の安寧を享受したことでしょう。

 

奥行きの浅いカップボードはリビングやキッチンはもちろん、どんなところでも収まり良く置くことができます。また、棚板の下段は中央がくぼんでいるため、玄関に置けば傘やブーツもきれいに収納できそうです。

 

              Interior by Mary Dawson Elwell (1874-1952 British)

 

120年の歴史を纏った傑作が日常に溶け込む瞬間をご体感ください。

 

*「アスクレピオスの杖」について、スタッフブログにて詳細をご説明しております。こちらからご覧ください。

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