厳選された上質無垢オーク材の風合いと芸術的カーヴィングの施されたジャコビアンスタイルのハイバックホールチェア。

このチェアは、17～18世紀イギリスのバロック様式、ルネッサンスとフランスバロックの両スタイルをリミックスさせた後期ジャコビアンリバイバルです。
ストレッチャーやレッグ、アームなどに渦巻きやスクロールを多用した重厚感あるデザインで、当時の王侯貴族たちに絶大なる支持を得ました。

このチェアに使用されている無垢オーク材は、しっとりとした古艶に彩られ、気品漂う趣深い風合いです。
スプラット（背板）の精緻なピアズドカーヴィング（透かし彫り）は、中央に太陽の光条を象ったロゼッタ、古代ギリシャの流れをくむスクロールといったクラシカルなモチーフ。

スクロールレッグには、百獣の王「獅子」のモチーフが彫り込まれ、古典的ブリティッシュスタイルならではの威厳が漂い、威風堂々たる佇まいからは、伝統と格式の全てが詰まった重みを感じます。

確かな審美眼を持った王侯貴族たちが好んだ、豪奢で荘厳なフォルムは富と栄光の風格を湛え、芸術的美術工芸品としての存在感を発揮してくれます。

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