秀逸なラインと美しいファブリックが融合した、エドワーディアンマーケットリーコーナーチェア。

繊細な象嵌細工、巧みなターンドレッグ、そして美しいコトンラストをもつ張地。クオリティを凝縮した優雅な逸品は、心を掴む素晴らしい魅力に溢れています。

トップレイル（笠木）には、木の色を使い分け、クラシカルな意匠を細やかに表現したマーケットリーが施されています。サイドのスプラット（背板）は太陽の光をモチーフにしたロゼッタの象嵌を掲げ、透かし細工から光が抜ける様子は、ロゼッタに相応しい演出ではないでしょうか。

脚やストレッチャーは熟練の技が光るターニングで統一されています。このような凝ったデザインは、ややヴィクトリアンよりといえるかもしれません。このチェアつくられた1900年代は時代の変わり目でもあり、家具のデザインにも歴史が感じられます。

張地はダークアンバーに深いグリーンのコントラストが印象的なベルベットジャガードを使用。デザインと色彩のバランスが実に見事なファブリックです。立体感のある贅沢な手触りと角度によって現れる光沢が、このうえなく上質な雰囲気を漂わせています。

個性的な印象のあるコーナーチェアですが、思いのほかすんなりと馴染み、颯爽とエレガントな空気を運んできてくれます。

時の流れを汲む、優美なひとしなを是非お手元に。

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