
オークホールチェア
売約済
品名 | オークホールチェア |
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品番 | 9133-159 |
材質 | オーク材 |
Age | 1870年代 |
Country | 英国 |
幅 | 44cm |
奥行き | 44cm |
高さ | 89cm |
備考 | 座面までの高さ:45cm 価格は1脚あたりの金額です。 |
商品説明
ハイクオリティなオークのホールチェア。
ホールチェアとは18世紀に入ってから設えられるようになった玄関などのホールに置かれていたチェアのこと。お客様をお迎えする空間、家としての顔である場所だからこそ、クオリティの高いものが好まれました。
ただ、現代と違い道路事情が悪かった昔は、外からのお客様は大なり小なりほこりや泥がついていることが多く、そのために木の座面のものがほとんどでした。
ヨーロッパアンティークのホールチェアはそんな理由から、材はマホガニー、ウォールナット、もしくはローズウッドが多いようです。
荷物などの一時置きのために、座面はフラット。
このお椅子は、珍しくオークで出来たホールチェア。しかも足元はカブリオレ・レッグ(跳ねる脚・猫脚)。マホガニーやローズウッドにも負けないくらいの自信を持てるオーク材のクオリティだったに違いありません。
オークにしては比較的明るい色に仕上げられ、背にはウォールナットのような飴色の古艶が現れています。
脚先はゴシック様式のスパニッシュ・フット。背の上部はやわらかな布をまいたようなスクロールが立体的に彫り込まれ、左右にはフルール・ド・リス(古くから使われるアイリスの紋章)を模したデザインのカーヴィングがまるでイヤリングのように垂れ下がった珍しいデザイン。
背には象徴的な盾を思わせるハイレリーフが中央を取り囲んでいます。過去にはそこにコートオブアームス(紋章)や一門の長のミニアチュール(細密肖像画)が飾られていたのかもしれません。
背面上部にはわずかな凹みがあり、チェアを動かす際の手掛かりとなっています。
玄関に置けばまさにホール・チェアとして、またそのこぶりなサイズから、リビングやプライベートルームでのサイド・チェアとして用途は無限大。
特別な場所のための、特別なチェアはその歴史と高い美意識で、日々の生活をも特別なものにしてくれそうです。
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