
サボナローラスタイル ヴィクトリアン スツール
売約済
品名 | サボナローラスタイル ヴィクトリアン スツール |
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品番 | 9151-035 |
材質 | マホガニー材 |
Age | 1890年代 |
Country | 英国 |
幅 | 55.5cm |
奥行き | 37.5cm |
高さ | 57cm |
備考 | 座面までの高さ:約41cm |
商品説明
印象的で優美なフォルムをもつ、ヴィクトリア時代のサボナローラスタイル・スツール。
サボナローラ・チェアとはX型の折り畳みチェアのこと。背もたれは外すことができ、X型のスツールとして使用できるタイプもありました。古代エジプトからはじまり、古代ローマでも使われ、権力者の旅先などで重宝されたようです。名前の由来はイタリアの修道士ジロラモ・サボナローラ(1452-1498)が愛用したところから来ているといわれています。
イタリア初期ルネサンス時代に発展し、19世紀にはヨーロッパで再流行により様々なタイプがつくられました。サボナローラという名前は次第にフォルムを指すようになり、折り畳みができないものも増えていったかわりに、インレイやカーヴィングなどを施した、凝ったデザインのものが多く作られていきました。
このスツールもそのうちの一つ。折り畳みはできませんが、サボナローラスタイル独特のX型のフォルムをもち、正面にはアカンサスのレリーフがポイントであしらわれています。歳月を経て渋い古艶をもつマホガニーはまさに枯淡の味わい。フレーム上端、そして脚先にも小さなスクロールが施され、全体を柔らかな印象でまとめています。ファブリックはモール糸を使用した立体感のあるジャガード織り。クッションはふっくらとさせてボタン留めで仕上がっており、そのあたたかな色合いとともに、このスツールをよりいっそう華やかに彩っています。
19世紀ヨーロッパでは、このタイプのスツールは、正式な場と言うよりも、レディのプライベートスペースなどで使われていたことが多かったようです。取り回しやすく、それでいてエレガントなスツールは、貴婦人のドレッシングルームにぴったりだったことでしょう。
通常のスツールにはない左右のフレームは、フォルムのポイントとなっているだけでなく、立ち座りの助けになり、しっくりと馴染みます。実際にお使いいただくと、その便利さに驚かれるのではないでしょうか。プライベートスペースにはもちろん、その優美さから玄関ホールなどに置いても、とても絵になります。
ヨーロッパのエレガンスを感じさせる、こだわりの空間づくりにぜひお役立てください。