クラシカルな貝のモチーフが印象的な、シェルクレスティングアームチェア。

トップレイルに伝統的なホタテ貝のカーヴィングを掲げたアームチェアは、古典の品格と優美なシルエットをあわせもつ秀作。典雅なチェアは、ともに過ごす贅沢な喜びを約束してくれることでしょう。

ヨーロッパではホタテ貝はギリシャ神話の女神ヴィーナスとともに描かれ、豊穣や再生の象徴とされています。聖ヤコブのシンボルでもあり、現代でも巡礼者たちは貝殻を身に着けて聖地に向かう風習を続けているといいます。ホタテ貝の意匠は建築や家具などの装飾にも多く取り入れられ、優美でありながらどこか神秘的な雰囲気をもつ、格調高い仕上がりを叶えてきました。

このアームチェアはそんなホタテ貝のカーヴィングをもつ端麗なひとしな。貝の緩やかなカーヴやアカンサスとつながる様が情感豊かに表現され、このチェアの格式と優雅さの象徴となっています。もうひとつの魅力はトップレイルをはじめとする特徴的なシルエット。典型にはまらない自由なフォルムは独創的な空間をつくり上げます。ラインの美しさを妨げないためでしょうか、アームやレッグは曲線美が主張され、艶やかなマホガニーの魅力も存分に引き出しています。

張地は伝統的な唐草模様のジャガード織り。深い紅のなかに立体的に織り出されたパターンは見るたびに様々な表情を見せてくれることでしょう。ゆったりとした大きな座面は、最高の座り心地を容易に想像させます。

古典美の象徴を背に、気品溢れる空間をご堪能ください。

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