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リラバックスタイル アームチェア

売約済

品名 リラバックスタイル アームチェア
品番 9165-017
材質 マホガニー材
Age 1900年代
Country 英国
53.8cm
奥行き 59.5cm
高さ 99cm
備考 座面までの高さ:47.5cm
表示価格は1脚あたりの金額です。

商品説明

リラの弦を思わせる繊細な背もたれに華奢なマホガニーが可憐な印象を与えるリラバックスタイルアームチェア。

 

Lyreリラ(リュラー)とは弦楽器のひとつで、古代ギリシャの竪琴がその始まりです。ギリシャ神話に登場するリラは抱えられる大きさで、両サイドの腕木の上部に横木を通して弦を張り、それを弾いて音を奏でる楽器でした。

その形をそのまま背にしたものをリラバックと言い、19世紀初期のチェアにも見ることができます。壺型のふくらみを持つフォルムが主流ですが、このチェアの背に連なるラインは、典雅なリラを連想させます。

 

Lyre and Aporon

 

全体をしなやかな曲線でまとめられたこのチェアには、可憐で優雅な雰囲気が漂います。

大きく波打つクレスティンには、まるでティアラのようなピアスドカーヴィングが施こされ、清楚で愛らしい表情を見せています。角や厚みを無くし、見た目だけではなく手触りも滑らかな仕上がりです。特徴的なバックスプラットは、細かな斜め格子の上にリラの弦のようなラインがすらりと伸び、優しく繊細なシルエットを落とします。

そして流麗なしなりを見せるアームはうっとりするほど艶やかな肌触りで、手に馴染む感触は心からリラックスできるひと時を与えてくれることでしょう。そんなアームの流れに沿って視線を送ると、その輝く艶を見せつけるように一切の装飾を纏わぬカブリオレ・レッグが最上の煌めきを披露しています。

座の張地は厳選されたイエローのジャガード織りです。赤みを帯びた橙のストライプと上品な光沢がアクセントになっています。金色の座に唐草模様が悠々と広がり、明るく華やかに空間を彩ります。そして、古艶を湛えたマホガニーはこのチェアの美しさの源。咲き誇る花のように優美を振り撒きながら、巡る月日の中でその美しさを重ねていくことでしょう。

 

    Woman Arranging Flowers by Francis Coates Jones (1857-1932)

 

すっきりとしたフォルムは重厚になりがちなアンティーク家具の隣にすっと溶け込みます。しかし、アームに手を掛けた瞬間、振り向きざまの一瞬、ふとした時に目に飛び込んでくるこのチェアの美しさに、はっとさせられるのではないでしょうか。

リラの音色に耳を澄ませ、優雅なひと時をお過ごしください。

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