緩やかなカーヴのフォルムが上品な、エドワーディアンボウアームパーラーチェア。

絶妙なカーヴが程よく背を包むチェアは、座るたびに心安らぐ穏やかなひと時を与えてくれます。可憐な薔薇が舞うファブリックは、お部屋に品良く愛らしい雰囲気を運んできてくれることでしょう。貴方を癒す、小さな傑作をお届けいたします。

パーラー/parlourとはフランス語で「話す」を意味するparloirから派生したといわれています。古くは修道士が外部の者と面会するときの部屋をさしていましたが、その意味合いは談話室や客間へと変化し、パーラーチェアは客間で使用するチェアを意味するようになりました。座面が低くゆったりとしたパーラーチェアは、寝室などプライベートな空間でも多用されたようです。

小さなアームチェアというものは珍しく、小ぶりで可愛らしい姿はお部屋の印象をあたたかなものにしてくれます。トップレイルにはハーフロゼットのインレイが施されています。ロゼットは太陽が光さす様子を象った歴史の古い意匠。コームバックと呼ばれる櫛状の背もたれは、一本一本を微妙にカーヴさせた秀逸な仕上げで、程良く体を受け止めてくれます。弓なりのアームレストも腕を自然に支えてくれる優れた仕上がりです。

座面はストライプが美しい、先染めのジャガード・ファブリックを使用しています。刺繍のように繊細な薔薇が織り出された張地は可憐な印象を与え、花とリーフが沈むグリーンの部分は角度によって見え方が変わり、様々な表情を見せてくれます。

軽く持ち運びもしやすいチェアは様々なシーンでご使用いただけることでしょう。

会話を楽しみたい時もひとりの時間を大切にしたい時も、貴方の望みを叶えてくれるひとしなです。