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Seddon商会 リージェンシースタイルサロンチェア
売約済
品名 | Seddon商会 リージェンシースタイルサロンチェア |
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品番 | 9139-004 |
材質 | ウォールナット材 |
Age | 1860年代 |
Country | 英国 |
幅 | 50cm |
奥行き | 64cm |
高さ | 91.5cm |
備考 | 座面までの高さ:46cm |
商品説明
最高のウォールナット材でつくりあげた、品格あるリージェンシースタイルの、Seddon商会のサロンチェア。
リージェンシー(Regency)スタイルとは、ジョージ4世の摂政(Regent)時代、および在位時代の建築や家具の様式のこと。時代としては1811-1830年頃、19世紀前半となります。
華やかなヴィクトリア様式の前段としてのスタイルで、家具においてはクラシック・リバイバルの要素が強く古代ギリシア、ローマの意匠を強く意識した、重厚で品格のあるデザインが主体でした。このチェアは、ミッドヴィクトリアンに制作されたものではありますが、そのリージェンシースタイルをうまく取り入れ、上品で美しく、なおかつ座り心地の良い、サロンチェアとして最高の要素を満たしています。トップレイルには、古代ギリシアから愛されてきたアカンサスの葉をモチーフとしたカーヴィングが施されています。アカンサスの葉で茎をくるんだような立体なカーヴィングは、手で触れるたびにアカンサスの強い生命力を感じ取ることができそうなほどの躍動感であふれています。足元はリージェンシースタイルの特徴であるリングターン(挽物細工)の上から、さらに彫刻を施したもの。素材は最高級のウォールナット。緻密な杢目と艶めく飴色は、選りすぐりの材が良い月日を過ごしたときにのみ、持つことを許される美の結晶といえるでしょう。全体にしっかりとした作りで、だれもが満足できる座り心地。重量は少しありますが、前足にキャスターがついているので、取り回しは意外なほどスムーズにご使用いただけます。
張り地はウィリアム・モリスがデザインしたオータム・フラワーズ。英国王室御用達のファブリックメーカーによって100年を超えて作り続けられている不朽の名作は、ベルベットの質感と考えぬかれた意匠によって現代でも変わらぬ輝きをもっています。
座の裏の木部には、"T Seddon 67 New Bond Street”の銘が刻印されています。1750年代からの歴史をもつSeddon/セダン商会は、チッペンデールの流れをくみ、ジョージアンからヴィクトリアンのロンドンでクオリティの高い家具を製造していたキャビネット・メーカー。スペイン王家から家具のオーダーをうけ、ウィンザー城にも家具を納め、ロイヤルワラントまで取得した最高級クラスのキャビネットメーカーです。
コレクションに値するほどの最高級のアンティーク・チェアは、セダン商会の100年の歴史、その全てを受け継いだかのような完成度。傍らに置くだけで、英国家具の歴史と奥深さ、そして込められた人々の想いを体感できる輝きに満ちています。
セダン商会のについてはスタッフブログで詳細をご説明しています。こちらからご覧ください。
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