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ミッドヴィクトリアン バーリーツイスト スモールチェア
売約済
品名 | ミッドヴィクトリアン バーリーツイスト スモールチェア |
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品番 | 1178-210 |
材質 | ローズウッド材 |
Age | 1860年代 |
Country | 英国 |
幅 | 38cm |
奥行き | 38cm |
高さ | 86.5cm |
備考 | 座面までの高さ:約36cm |
商品説明
1837年から始まったヴィクトリア女王の治世。
1860年の英仏通商条約、そしてグラッドストン首相により整えられた自由貿易体制により国は大いに栄え、ヴィクトリア朝中期(1850-1870年代頃)は大英帝国の絶頂期とされています。世界中から選りすぐりの材が運び込まれ、熟練した職人たちが、ヨーロッパの中でも層の厚い豊かな中産階級と富裕層に向けた素晴らしい商品を、数多く生み出していた時代でもあります。そんな時代を背景に生み出された、美しさのエッセンスが凝縮したような小さなチェアをご紹介いたしましょう。
座高はわずか約36cm。大きさからしても通常使いのダイニングチェアやサロンチェアとは異なり、恐らくは子供用のチャイルドチェアか、小柄なご婦人用のプライベートチェアとして誂えられたのではないかと思われます。バーリーツイストの背柱と脚で構成されており、くるくると捻じれた細い支柱が並ぶ様は、独特な美しさと品格を醸し出します。バーリーツイスト(バーリーシュガーツイストとも)とは大麦からつくるねじり飴をモチーフにしたデザインで、家具としては挽き物細工が盛んになった17世紀後半からよくみられるようになりました。
主素材は銘木ローズウッド。強く硬いローズウッドをツイスト状に彫り込むのは、かなりな技巧と時間をかけなければいけなかったことが推測されます。外からは見えませんが構造体の一部にはマホガニー材が使われており、クオリティの高いチェアであることを裏付けています。
座面の張地は、紫のベルベットに金色の緯糸で優雅なアラベスク模様を織り出した高級ベルベットジャガード。紫は古くから高貴を象徴する色とされてきました。繊細なパターンを広げるファブリックには見る角度によって光沢が現れ、小さな座面を表情豊かに演出します。
こぶりで品格溢れる美しいチェアは、玄関のホールチェアや、ベッドルームのサイドチェアに最適。お部屋のコーナーにさりげなく置いても絵になる1脚です。
典雅な雰囲気は持ち主の心を豊かに満たし、英国ミッドヴィクトリアンの芳香を放つことでしょう。
*とても小さなチェアです。大人の方も座って頂けますが、長時間ではなく、補助的なご使用をお勧め致します。
*ご注文前に必ず「ご注文方法」ページをご一読ください。