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ミッドヴィクトリアン ピアスドカーヴド サロンチェア

売約済

品名 ミッドヴィクトリアン ピアスドカーヴド サロンチェア
品番 1178-223
材質 ローズウッド材
Age 1870年代
Country 英国
49.5cm
奥行き 56cm
高さ 94.5cm
備考 座面までの高さ:47cm

商品説明

豪奢なカーヴィングにローズウッドの古艶が光る、ミッドヴィクトリアンピアスドカーヴドサロンチェア。

 

薔薇の香りを漂わせる銘木ローズウッドに精巧なカーヴィングを施したチェアは、華々しいヴィクトリアンのサロンを演出する佳作。100余年の歳月で積み重ねてきた美しさに魅了される瞬間をお届けします。

 

栄光の時代、ヴィクトリアン。社交の場であるサロンでは、美しく着飾った貴婦人たちが優雅なひと時を過ごしていました。サロンをしつらえる豪華な家具調度品は、もてなしでもあり、家格を誇示するものでもありました。このチェアのような揃いの高級家具はサロンに不可欠な存在として重宝されていたことでしょう。

 

 Five o ' clock tea by Julius Leblanc Stewart (1855 - 1919)

 

材は、新鮮な切り口からは薔薇の香りがするといわれるローズウッド。濃淡のはっきりした強い杢目をもち、蝋を含む材質は磨くことで艶を増していきます。堅く詰まった材で、加工は困難とされていますが、背もたれはヴィクトリアンの装飾美を具現化したかのような見事な透かし彫りが施されています。いくつものスクロールと象徴のように据えられた珠が絡み合いながら、優雅かつ豪華な仕上がりをみせます。

 

流麗なカブリオレ・レッグはしなやかな美しさを表現し、背もたれと同じく、レッグのニーに飾られた珠がポイントになっています。脚先の小さなフルール・ド・リスが気品と愛らしさを添えています。

 

張地はウィリアム・モリスが1888年にデザインしたオータム・フラワーを使用しています。花を中心に葉や実が左右対称に展開する計算されたデザインは、モリスが愛する植物の美しさを巧みに表現した名作です。柔らかな手触りがなんとも贅沢な気持ちにさせる高級ファブリックです。

 

    The Ballroom at Devonshire House, circa 1900.(C) 2020 Sotheby's

 

しっかりとしたつくりのサロンチェアは、ダイニングチェアとしても、優雅な空間を鮮やかにつくり上げてくれることでしょう。

 

稀少材であるローズウッドをこれほど贅沢に使ったチェアは、そう多くはありません。大英帝国という時代の豊かさを物語る傑作です。

 

 

*ご注文前に必ず「ご注文方法」ページをご一読ください。

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