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ミッドヴィクトリアン バルーンバック サロンチェア

売約済

品名 ミッドヴィクトリアン バルーンバック サロンチェア
品番 9165-001
材質 ウォールナット材
Age 1870年代
Country 英国
42.5cm
奥行き 48cm
高さ 86cm
備考 座面までの高さ:45cm
価格は1脚あたりの金額です。

商品説明

ヴィクトリア時代に生まれた華麗なサロンの主役、ミッドヴィクトリアンバルーンバックサロンチェア。

 

ヴィクトリア女王が統治していた1837年から1901年、英国は繁栄の道を進みます。上流階級や富裕層の室内装飾は、バロックやロココに独自性を織り交ぜたリバイバルスタイルが流行しました。

その中で新たなチェアが誕生します。バルーンバックとよばれるそのチェアは、気球のような円形の背が特徴。体に沿って優雅なカーヴを描く背もたれは、カーヴィングが施されたものからフォルムの美しさのみで勝負するものなど様々です。小ぶりなバルーンバックチェアはサロンチェアとして客人をもてなしたり、プライベートルームで使用されていましたが、ヴィクトリア女王の離宮オズボーンハウスではダイニングチェアとして整然と並ぶ姿を見ることもできます。

 

The durbar room in Osborne House

 

この奥深い輝きを放つウォールナットのバルーンバックチェアはミッドヴィクトリアンにつくられた華やかなひとしな。上質の材と丁寧なカーヴィングが施された秀作が優雅な空間をつくり上げます。

森の至宝といわれるウォールナットは使い込むほどに古艶を増し、堅く詰まった材でありながら、しっとりと離し難いなめらかな手触りです。背もたれは3つのカーヴを描く軽快なフォルムで、生き生きと伸びるリーフや均衡のとれたスクロールのカーヴィングには職人の技が光ります。また、両サイドのレイルには根元からリーフがつたい、躍動感を感じさせるとともに、横に伸びるスプラットは曲線を巧みに操り、丸みを持たせた透かし彫りは愛らしい印象を残します。脚元は跳ね上がるようなカブリオレ・レッグで、力強くしなるレッグのニー(膝)はウォールナットの艶を存分に愉しむことができます。

生地は伝統のダマスク柄のジャガードを使用しています。シルクロードを渡って古都ダマスカスに届いた織物は、そこからダマスク織としてヨーロッパに伝播しました。深紅に舞う花やリーフは立体的かつ繊細に表現され、高級感漂うチェアに仕上げられています。

 

The Dinner Party by Sir Henry Cole (1808-1882, British)

 

ヴィクトリアンから届いた上質のチェアが日々の空間に彩を加え、華麗なサロンやダイニングルームを演出します。

歴史と気品が漂う優雅なひと時をお愉しみください。

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