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ピアスドカーヴド サイドチェア

売約済

品名 ピアスドカーヴド サイドチェア
品番 9165-200
材質 マホガニー材
Age 1900年代
Country 英国
47.5cm
奥行き 48.5cm
高さ 92.5cm
備考 座面までの高さ:45cm

商品説明

マホガニーの艶と繊麗なシルエットがお部屋に可憐な華を添える、ピアスドカーヴド サイドチェア。

 

19世紀の英国は産業革命により飛躍的な経済成長を遂げました。代々続く貴族階級で占められていた政治や社会は、中流階級の台頭により民衆のものへと移行していきました。今でも伝統としての階級が存在する英国ですが、このチェアが作られた1900年代はヴィクトリアンからエドワーディアンへの移行期であり、それまでの社会構造が大きく変わる瞬間でした。

1837年から1901年まで続いたヴィクトリア時代の装飾様式は、様々な時代様式の折衷とリバイバルでした。バロックやロココ、チッペンデール様式などそれまで流行したデザインに独自のアレンジが加えられ、複数の様式が混在していた時期でした。特に後期はひとつの家具に様々なスタイルが盛り込まれ、それらはフリールネッサンス様式とも呼ばれています。その一方でバルーンバックチェアのような新たなデザインも誕生し、ダイニングチェアやサロンチェアとして流行していました。

 

Rich Victorian houses interior

 

郊外にマナーハウス(領主の館)を持つ貴族や中流階級のなかでも裕福だった家庭は、ロンドンに滞在する時に利用するタウンハウスを所有していました。マナーハウスはもちろん、タウンハウスにも玄関ホールや廊下があり、そこには絵画や美術品、装飾としての役割も果たす上質の家具などが置かれ、客人をもてなすと同時に主の威厳やセンスを披露していました。また、ドローイングルームと呼ばれる応接間は歓談の場として、移動させやすいティーテーブルやサロンチェアがセッティングされていました。状況に応じてその配置を変えていたため、小ぶりの家具は小さくならざるを得ない都会の家では重宝されました。

 

このサイドチェアにもいくつかのリバイバルを思わせる特徴が現れています。クレスティンはチッペンデール様式に見られる緩やかなカーヴに、earと呼ばれる両サイドが跳ね上がるスタイルです。当時のチッペンデール様式よりもほっそりと華奢で女性的な印象です。バックスプラットはしなやかな曲線とフランス王家ゆかりのフルール・ド・リスを思わせる透かし彫りが施され、美しいシルエットを落とします。クイーンアン様式の代表とも言える流麗なカブリオレ・レッグが、いつの時代でも変わることなく優雅で上品な雰囲気を漂わせる一方、丁寧にターニングされた貫が新たなリズムを加えています。

そして煌めく褐色の木肌は「森の宝石」マホガニー。長い歴史の中で常に美しく気品溢れるその姿はあまたの人々の心を魅了し続けてきました。そこに合わせるファブリックは淑女のように上品な赤色で織り出された唐草模様。浮かび上がる華々が、優雅な雰囲気でお部屋を満たしていきます。

 

"Un po famiglia storia" by George Goodwin Kilburne (1839-1924)

 

華奢なつくりなのでディスプレイや小柄な方向けのお椅子です。玄関や寝室に飾ったり、ちょっとした書き物机に使用したり。軽やかで可憐な存在感は、上質な空間を演出してくれることでしょう。

 

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