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カルトゥーシュバック サロンチェア
売約済
品名 | カルトゥーシュバック サロンチェア |
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品番 | 9151-024 |
材質 | マホガニー材 |
Age | 1870年代 |
Country | 英国 |
幅 | 46.5cm |
奥行き | 61cm |
高さ | 90.5cm |
備考 | 座面までの高さ:47cm |
商品説明
柔らかな曲線のカルトゥーシュバックが美しい、ミッドヴィクトリアンのサロンチェア。
カルトゥーシュとは、もともとは、古代エジプトで使われていたヒエログラフの記号の一つで、
ファラオの名前を囲む線のこと。そこから派生して、古代ギリシアやローマにおいて、王などの名前や年号など象徴的なものを
建造物につけるときに、装飾的に囲んだものをそう呼ぶようになりました。
この「取り囲む」形状は、ヨーロッパ伝統のモチーフ、
アカンサスやロカイユ、そして東洋趣味の様々なモチーフを加えられながら
ルネサンス、バロック、ロココの室内装飾、そして家具に反映されていくこととなります。
画像
このチェアのように、角が丸い台形の中心部を少し絞ったような
柔らかな盾形のようなシェイプをカルトゥーシュバックといい、
18世紀フランスのルイ15世様式によくみることができます。
画像
約1世紀後のミッドヴィクトリアンに英国で作られたこのサロンチェアは、
その影響をうけながらも、随所に特徴あるこだわりが感じられる、美しい品物。
トップレイルにはフルールドリスのようなカーヴィングがセンターに施され、ほどよいポイントとなっています。
前脚は挽き物のようでありながら、一部がオクタゴナル(八角形)となった珍しい形。
全てのものから幸せの運気をもらえる形とされるオクタゴナルを、
オーダー主はこの前脚に取り入れることを望んだのかもしれません。
やや赤みを帯びたフルーティな色味のマホガニーは、
140年を超える古艶を放ち、かつての大英帝国の栄華を確かに伝えています。
ファブリックはヨーロッパ伝統のモチーフを豪華に織り出したベルベットジャガード。
立体感のある手法と、やさしいピンクの色合いは、品格ある表情をみせています。
優雅で可憐でありながらも、どこか毅然とした佇まいをみせるサロンチェア。
それは、かつて王の名前を囲んだカルトゥーシュが、悠久の時を感じさせるためかもしれません。
カルトゥーシュについて、スタッフブログにて詳細をご説明しております。こちらからご覧ください。
カルトゥーシュとは、もともとは、古代エジプトで使われていたヒエログラフの記号の一つで、ファラオの名前を囲む線のこと。そこから派生して、古代ギリシアやローマにおいて、王などの名前や年号など象徴的なものを建造物につけるときに、装飾的に囲んだものをそう呼ぶようになりました。この「取り囲む」形状は、ヨーロッパ伝統のモチーフ、アカンサスやロカイユ、そして東洋趣味の様々なモチーフを加えられながらルネサンス、バロック、ロココの室内装飾、そして家具に反映されていくこととなります。

このチェアのように、角が丸い台形の中心部を少し絞ったような柔らかな盾形のようなシェイプをカルトゥーシュバックといい、18世紀フランスのルイ15世様式によくみることができます。

約1世紀後のミッドヴィクトリアンに英国で作られたこのサロンチェアは、その影響をうけながらも、随所に特徴あるこだわりが感じられる、美しい品物。トップレイルにはフルールドリスのようなカーヴィングがセンターに施され、ほどよいポイントとなっています。前脚は挽き物のようでありながら、一部がオクタゴナル(八角形)となった珍しい形。全てのものから幸せの運気をもらえる形とされるオクタゴナルを、オーダー主はこの前脚に取り入れることを望んだのかもしれません。やや赤みを帯びたフルーティな色味のマホガニーは、140年を超える古艶を放ち、かつての大英帝国の栄華を確かに伝えています。
ファブリックはヨーロッパ伝統のモチーフを豪華に織り出したベルベットジャガード。立体感のある手法と、やさしいピンクの色合いは、品格ある表情をみせています。
優雅で可憐でありながらも、どこか毅然とした佇まいをみせるサロンチェア。それは、かつて王の名前を囲んだカルトゥーシュが、悠久の時を感じさせるためかもしれません。
カルトゥーシュについて、スタッフブログにて詳細をご説明しております。こちらからご覧ください。