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ローズギルドフレーム オーバルミラー

売約済

品名 ローズギルドフレーム オーバルミラー
品番 1178-123
材質 その他
Age 1930年代
Country フランス
73cm
奥行き 4cm
高さ 41.5cm
備考 重さ:約4㎏

商品説明

咲き誇る薔薇をあしらった優雅なローズギルドフレームオーバルミラー。

 

ギルドつまり、ギルディング(Gilding)とは金箔や金粉で表面を覆う装飾技法で、ウォーターギルディングやオイルギルディングなど、様々な技法が存在します。金は最も古い装飾金属であり、その絢爛な装いは紀元前のエジプトから始まり、あらゆる時代で富と権力の象徴として求め続けられてきました。

 

このミラーがつくられたフランスで、ナポレオンの妻であった皇后ジョゼフィーヌは薔薇をこよなく愛したといいます。パリ郊外のマルメゾン城を購入し、世界各地の珍しい動植物を庭園に集めました。その数は薔薇だけで250種にも及び、植物画家ルドゥーテに描かせたLes Roses(バラ図譜)は芸術的価値はもとより、植物学上でも重要な資料とされています。美貌の持ち主であったジョゼフィーヌもその美しさに魅了された薔薇は、世界で最も愛されるモチーフのひとつと言えるでしょう。

 

Chateau de Malmaison in France

 

そんな芳しい薔薇の香りが漂うようなミラーは、華美を抑えつつも品を湛えた貴婦人のように優雅で淑やかな佇まい。奥深い色合いに落ち着いたギルドフレームは、滑らかなオーバルシェイプで端正な印象を与えます。四方にあしらわれたのはふっくらとした優美な薔薇。Souvenir de la Malmaison(マルメゾンの思い出)と名付けられた薔薇を思わせる、繊細ながら存在感のある薔薇のモチーフは、幾重の花弁から葉の先まで丁寧に表現されています。上品なゴールドのフリンジが華やかさを添え、優しく揺れる姿は心を満たしてくれることでしょう。

 

Portrait of the Empress Josephine by Francois Gerard (1770-1837, French)

 

ジョゼフィーヌの結婚前の名前はMarie Josephe Rose Tascher de la Pagerie。

自身の名前にRoseが含まれているジョゼフィーヌは、どのような想いで薔薇を集めていたのでしょうか。

 

美しさの象徴、薔薇で飾られた華やかなミラーがフレンチシャトーのドレッシングルームを演出します。

 

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