
アーリーヴィクトリアン シュバルミラー
品名 | アーリーヴィクトリアン シュバルミラー |
---|---|
品番 | 9165-031 |
材質 | マホガニー材 |
Age | 1850年代 |
Country | 英国 |
幅 | 92.5cm |
奥行き | 55.5cm |
高さ | 168cm |
在庫数 | 1 |
価格 | 790,000円+税 |
商品説明
華やかなドレスに身を包んだ貴婦人を優雅に映し出す、アーリーヴィクトリアンシュバルミラー。
シュバルミラーとは全身を映すスタンド式のミラーで18世紀頃からフランスで使用され始めたといわれます。シュバル(cheval)はフランス語で馬を意味し、土台が馬の脚に似ていることからその名がついたとされています。その構造は2本の支柱の間にスイベルスクリュー(swivel screw)という回転ネジでミラーを固定し、傾けて使うことができるものでした。
当時の女性のファッションは、スカートの下にペチコートやクリノリンを履いてボリュームを出し、裾は大きく広がったものでした。女性の服装が動きやすくスリムになったのは現代のことで、その時代の女性がドレスアップした姿を映すためには幅の広い大きなミラーが必要だったのです。
このミラーの豊かな装飾と贅沢に使用したマホガニー材、そして幅広のミラーは上流階級の家庭のものだった証ではないでしょうか。
大きなミラーを支えるために支柱は上質の無垢マホガニー材を使用し、しっかりと安定感のあるつくりになっています。その支柱は優雅な曲線を大きく描き、下部は向こうが見えるように透かしのデザインで、大きさはあるものの軽やかに仕上げられています。そして支柱の根元や脚先には凝ったスクロールのカーヴィングが丹念に施され、技術の高さを伺わせます。また、台座はマホガニーの化粧張りで美しく整えられ、150年以上の長い歳月の中で重ねられたマホガニー特有の深く豊かな色艶が現れています。優雅な煌めきと褐色の木肌を持つその佇まいは室内装飾品としても十分に役割を果たします。
このミラーの前でヴィクトリアンのレディがスカートの裾を翻し、毎日のようにその姿を映していたことでしょう。
ドレスアップに胸が高鳴るおすすめの逸品です。
シュバルミラーについて、スタッフブログにてご紹介しております。こちらからご覧ください。