美しく高尚な佇まいが印象的な空難を演出する、クィーンアンスタイルコーナーキャビネット。

典雅なクイーンアンスタイルを象徴するウォールナットは、古艶を湛えたキャンディカラーを纏い、格別の存在感を漂わせます。初代グレートブリテン王国君主となったアン女王、その品格を体現した佳品をお届けします。

クイーンアンスタイルとは18世紀前半、アン王女によって統治されていた時代に流行した様式のこと。主としてウォールナットを使用し、チェアやテーブルはカブリオレ・レッグを用いた、全体的に女性的で流麗なデザインが特徴です。後に流行するチッペンデール様式のベースでもあり、格調高く優雅なデザインは長きに渡り愛され続けてきました。

このコーナーキャビネットは、しっとりとした飴色のウォールナットに包まれた逸品。印象的なアーチ型のトップが一際目を惹きます。水面のように揺れるアンティークガラスの扉の内部は、上品なアイボリーとグレーの先染めジャガード織で仕上げています。葡萄の葉と茎、そしてそこにとまる尾の長い鳥。よくみれば蝶々や釣鐘草も織り出されており、ガラス扉の中はまるで小さな自然が息づいているような印象に仕上がっています。2段の棚板はコーナーキャビネットとしての収納力に優れ、波打つようなカーヴがかったフロントの秀逸なデザインに、細部まで気づかいされている様子が伺えます。下扉は目隠しの扉ですが、扉にさりげなく施されたクロスバンディングや、扉中央のブックマッチの化粧張りなどにウォールナットの杢目が美しく現れ、趣深く落ち着いた雰囲気を与えます。内部には棚板が取り付けられ、内貼りも上部と同じ生地で貼られており美しい仕上がりです。

ウォールナットの古艶と典雅なクィーンアンスタイルとが溶け合い、ジャガード織が小粋なエッセンスとなって唯一無二の品格を造り出しています。

コーナーキャビネットの特異性は、お部屋のコーナーに家具を置くことで、区切りが曖昧になり、ふわりとした柔らかな空間に仕上がること。そしてその場所が大切なコレクションの舞台であるならば、これ以上の演出はございません。

クイーンアンスタイルのコーナーキャビネットで造り上げる、格調高く優雅な空間をお愉しみください。

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