洗練された優美な佇まいが空間の主役になる、Maple社ディスプレイキャビネット。

端正なラインのなかにガラスの曲線が融合したキャビネットは、エレガントなエドワーディアンの空間を演出します。英国の老舗家具メーカーが手掛けた逸品は、貴方の自慢のひとしなとなることでしょう。

Maple社は19世紀に英国で最も名声を博したキャビネットメーカーのひとつ。チッペンデールやヘップルホワイトといった正統派のスタイルに独自のデザインや流行を織り交ぜ、優れた家具を提供しました。パリにも出店するなどその功績は大きく、世界的な成功を遂げたMaple社は英国王室御用達にも認定されました。

このキャビネットも一流メーカーの証であるMaple社のプレートを扉内に掲げています。ガラス扉のグレイジングバーがエドワーディアンらしい秀逸なセンスをみせています。大きなキャビネットではありますが、ガラス面を多く取り入れ、サイドに湾曲のガラスを組み合わせたことで圧迫感を感じさせない明るい印象に仕上げられています。この時代、これほど大きなカーヴガラスはさぞかし高価だったことでしょう。

扉下部はマホガニーの化粧張りが巧みなデザインで施され、全体に巡らされた線象嵌など、キャビネットメーカーならではの卓越した技術が随所に伺えます。見えない収納スペースは利便性を、ストレッチャープラットフォームは安定感を高めてくれているようです。

優しいアイボリーカラーの張地は中に飾るコレクションを美しく引き立て、正面からはもちろん、サイドからも優雅な眺めを愉しませてくれます。

磨かれた技とセンスを集めたキャビネットは、これからも一層その輝きを増していくことでしょう。

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